【映画から学ぶvol.3】映画『トップガン マーヴェリック』~航空業界と直感力を学ぶ~

映画から学ぶ

映画「トップガン マーヴェリック」

今回ご紹介する映画は、「トップガン マーヴェリック」です。

本作は『トップガン』の36年ぶりの続編。前作では海兵隊のエリートパイロット候補生だった主人公マーヴェリック(トム・クルーズ)が、今度は鬼教官としてパイロット訓練校に戻ってくる!?
トム・クルーズが36年間、誰にも企画を渡さず、守り続けた本作品。北米オープニング週末興行収入で1億2,400万ドル(約160億円)を記録。まさにトム・クルーズ史上最高レベルのエンターテイメント映画である。
はー
はー

トム・クルーズって60歳!?なかなかのイケオジだよね。
反面、浮き輪のようにお腹が出てるパパは…残念だよ。

ぴ。
ぴ。

そうそう、最近はお腹が浮き輪みたいにさ…って酷いなw
そもそもトム・クルーズとパパを見比べてはダメだよー

はー
はー

まぁそうだねw少しは見習ってダイエットしてよね。
ところで、トップガンの前作は36年前なんだね。
パイロットの映画みたいだけど、今と昔では色々と変化がありそう。

ぴ。
ぴ。

うん。36年前だからね。
航空業界も技術の進歩など環境の変化はあるよね。
そのあたり、今回を機に少し調べてみたから見てみてね。

映画の内容に関することは、私個人の感想です。基本的に映画からビジネスに関して学ぶという視点ですのでネタバレはしません。

航空業界の市場動向を学ぶ

映画では、航空機の自動運転技術の進歩により、パイロットの不要論的な話が少し出ていました。

そこで、まずは航空業界の市場動向についてお話します。

コロナ禍で多くの航空会社が倒産

映画の中では航空業界の市場動向について詳しくは出てきませんでしたが、航空業界はコロナ禍の影響を最も受けた業界の一つであると言えます。

世界では、コロナ禍の2020年以降に30社ほどの航空会社が倒産しています。日本においても中部国際空港を拠点としていた格安航空会社のエアアジア・ジャパンも破産し、日本市場から撤退してしまいましたね。

とはいえ、航空業界の市場は回復傾向にあります。

(図参照:業界動向サーチ

直近では、2022年の10月11日から1日5万人としていた訪日外国人の入国上限撤廃やビザなし個人旅行が再開されるため、航空業界にとって追い風となるでしょう。

職業パイロットの動向について

航空会社が自社養成パイロットとして採用した場合、パイロット一人育てるのに相当の費用や時間もかかります。そのため、会社にとっては経営が厳しくても、簡単に解雇できない事情がありました。

しかし、今回のコロナでは会社存続のために多くのパイロットが世界中で解雇される事態が発生しました。一般的にパイロットは高給取りですので、人件費が半端ないことになってしまったわけです。

ですので、航空業界の市場が回復する中、現在はパイロットが不足しているようです。

また、パイロットの高齢化も懸念されています。

(参照:国土交通省 我が国における乗員等に係る現状・課題

上図の資料によると、2030年頃には現在の主力である40代のパイロットが一斉に退職する時期を迎えるため、深刻なパイロット不足に陥ることが懸念されています。

特に影響が大きいのがLCC等の中小航空会社です。相対的にLCC等の中小航空会社は、自社でパイロットを育てる余裕がないため、多くの経験者を採用しており、年齢構成は高い傾向にあります。

ぴ。
ぴ。

「映画トップガン マーヴェリック」の中で、自動運転によりパイロットはもう不要なんだよ!的な話がありました。調べると、確かに軍用機ではすでに無人機の運用は始まっているんですね。
しかしながら、現在の規則では、パイロットが2人いないと飛べない設計になっているため、当面はパイロットの需要はなくならないと言えそうですね!

 

あらすじ

では、ここから映画「トップガン マーヴェリック」についてお話していきます。

~トップガン マーヴェリックのあらすじ~

“アメリカのエリート・パイロットチーム〝トップガン〞。
彼らはベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロットたちをもってしても絶対不可能な任務に直面していた。
任務成功のため最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット、マーヴェリック(トム・クルーズ)だった。
トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と組織に縛られない振る舞いから一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。
なぜ彼はトップガンに戻り、新世代トップガンとこのミッションに命を懸けるのか?″

(引用:SCREEN ONLINE

本作を楽しむ要素

トップガンマーヴェリックは、アクション、スリル、恋愛、友情、感動、笑いという、人が映画に求めるものすべてがバランス良く盛り込まれています超リアルに描かれた飛行シーンはドキドキハラハラの連続です!万人受けする映画となっているのではないでしょうか。

とりわけ、恋愛面では御年60歳になったトム様がいまだ”現役”であることをアピールしています。一方で、ミッションインポッシブルシリーズでのトム様からはイメージできないギャグ要素もあり、ちょっとお茶目な一面も楽しむことができますよ。

また、このトップガンマーヴェリックは前作の続編ですが、前作を見なくても問題なく楽しめると思います。私はこの続編を見た後に前作を見ましたが、「ああ、あのシーンはそういうことだったのね」って思うくらいでした。まぁ、前作を見てからのほうがより楽しめるのかな。

ぴ。
ぴ。

強いてツッコミどころを挙げるとしたら、敵が一体何だったのか、何の目的だったのかがまったく不明でしたw

直感力を学ぶ

本作では、「Don’t think, just do 」というセリフが何度も登場します。これは、「考えるな!行動しろ!」という意味ですが、仕事においても直感力って大事ですよね。

例えば、興味のある仕事の依頼があったのにもかかわらず、不安なことを考えすぎて気後れしてしまう…といったケースは私もよくあります。また、まずはインプットをしっかりしてからじゃないとアウトプットできないよね…と考えてしまうケースも多々ありますね。

失敗しないようにするためには、石橋を叩いて渡ることも重要ですけどね。しかし、本作のように窮地に立たされた時に役立つのはもしかしたら直感力なのかもしれません。

せい
せい

オヤジさー、ママから聞いたんだけどさ。
結婚する前に占いで”石橋を叩いて渡る性格”って言われたらしいね。

ぴ。
ぴ。

そうだったねw
私生活では慎重だけど、意外と仕事では直感で行動することあるよ。

さいごに

本作の鑑賞をきっかけにして、航空業界の市場を調べてみましたが、コロナによって大打撃を受けたものの、海外渡航者も増えつつあり、今後は回復傾向にありそうです。

また、自動運転などテクノロジーの進歩によってパイロットって必要なくなるのでは?と思ったのですが、今のところ法律的に人の操作が必要のようです。コロナ禍のリストラや高齢化によって、パイロットが不足している中、今後パイロットを目指す若者は増えてくるのかもしれませんね!

以上、今回は映画トップガン・マーヴェリックのご紹介でした。お時間がありましたらぜひご鑑賞ください!

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