こんにちは!中小企業診断士のぴ。です。
今回は、「ものづくり補助金」について簡単に分かりやすくご紹介します!
少しでも気になった事業者様は、無料の個別相談で詳しくご説明しますのでご遠慮なく問い合わせください!
👆ものづくり補助事業公式ページ
ものづくり補助金って何?
中小企業が“経営革新のための設備投資等”に使える
補助上限額750万円~4,000万円(補助率1/2もしくは2/3)の補助金です。
※補助上限額や補助率は、下図の通り、申請する枠や従業員数によって変わります。
(図参照:中小企業庁)
「ものづくり」っていうことは、
製造業が機械を導入するとか?
うん。もちろん機械装置も対象だよ。
でも、ソフトウェアやシステムも対象だから
製造業に限らず、様々な業種で使えるよ。
そうなんだ!
あと、経営革新のためってあるけど
どんなことが当てはまるの?
新たに商品やサービスを開発したり、
生産方法やサービスの提供方法を変えることだよ。
あと、目標値を達成する事業計画を作成する必要もあるよ。詳しくは、以下で紹介するね。
申請要件は?
経営革新には、①付加価値額と②賃上げの要件を満たす必要があります。
具体的には、以下の3つをすべて満たす3~5年の事業計画を策定していることです!
(図参照:ものづくり補助金ホームページ)
従業員のお給料をUPする必要があるのね。
1.5%以上増加ってけっこう大変なのかな~
従業員の規模によっては大きな額になるよね。
例えば、現時点で年間5千万円の給与支給総額だと、1年間で75万円以上の増加だね。5年の事業計画の場合はトータルで375万円以上の給与支給総額の増加が必要になるよ。
そっかー。
補助金額が少ないとあまり意味がなくなっちゃうね。
そうとも言えるね。
なので、「補助金よりも人件費の方が大きな負担になってしまった…」とならないように、申請する前に現状の給与支給総額と増加額はしっかりと計算しておく必要があるね!
ただ、事業が早期に成長して収益が上がるなど投資効果が高ければ問題ないので、しっかりとした事業計画を作成することが最も大事だよ。
機械やシステム以外で申請できる経費は?
ものづくり補助金に申請するためには、単価50万円以上の機械装置またはシステム投資が必要ですが、この機械またはシステム以外に加えて、
原材料費やクラウドサービス利用費などのほか様々な経費を申請することができます!
※経費の種類によって、上限額があります。
(図参照:ものづくり補助金ホームページ)
採択されるポイントは?
ものづくり補助金の採択率は、過去3回分で見ると、約60%となっています。
公募回(一般型) | 応募者数 | 採択数 | 採択率 |
第10回 | 4,224 | 2,584 | 61% |
第11回 | 4,668 | 2,786 | 59% |
第12回 | 3,200 | 1,885 | 58% |
ただし、上位60%に入るのは簡単ではありません。
以下、ものづくり補助金に採択されるための3つのポイント!をご紹介します。
1.適正な応募枠で申請する
ものづくり補助金の応募枠には、通常枠以外にも、特別枠(回復型賃上げ・雇用拡大枠、デジタル枠、グリーン枠など)が設けられています。
個々の事業者様の取り組む事業に応じた応募枠で申請することで採択の可能性がグンと高まります。
2.審査項目に沿った事業計画の作成
事業計画書は10ページ以内で作成しますが、以下の審査項目に沿った取組みを分かりやすく記載する必要があります。
技術面や事業化面だけでなく、国が求める政策面についてもしっかりと記載することで採択の可能性がグンと高まります。
3.「加点項目」を一つでも多く取る
ものづくり補助金は、「加点項目」を一つでも多く取ることが超重要です!
(図参照:ものづくり補助金ホームページ)
上記の中から、一つでも多くの加点を取っていくことで採択の可能性がグンと高まります。
具体的な加点項目の内容や取得方法など、ぜひご相談ください!
応募スケジュールは?
最後に、今後の応募スケジュールを記載したいと思います。
ものづくり補助金は、現在14次公募(2023年4月19日締切)が始まっています。
その後、令和6年度まで切れ目なく公募を実施予定とされており、20次公募までは続く可能性がありそうです!
(参照:中小企業庁ホームページ)
今回は以上です!最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでも気になった事業者様は、無料の個別相談で詳しくご説明しますのでご遠慮なく問い合わせください!
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